2007年11月03日
「なないろぱんや」です。

佐賀市北川副町の国道208号線沿い、新郷に「福田製パン」が営業を開始したのは、1966年・昭和41年のことでした。
初代が鹿児島でパン職人として修行を積んだ後に営業を開始した店は、学校給食へのパンの供給をメインに佐賀の皆さんに親しまれてきました。
現在でも、多くの小学校の給食や中学校などの購買部にパンを納めさせていただいているので、佐賀市内に昔から住んでおられている方は、一度は「福田製パン」の味を楽しんでいただいたことがあるのではないでしょうか。
その当時から店頭販売は行っていたのですが、二代目のアイディアで平成17年に「なないろぱんや」としてリニューアルオープンしました。
「新しいお店の名前はなにがいい??」
という二代目の問いかけに、
「なないろぱんや!!」
と、即答したのは二代目の子供たち。
「The Wizard of Oz(オズの魔法使い)」の挿入歌である「Over the Rainbow(虹の彼方に)」のイメージが子供たちにあったのでしょう。
虹の向こうの どこかでは
青い鳥たちが飛んでいる
鳥たちは 虹をこえて飛ぶ
じゃあ わたしだって きっと
どこかにきっとある小さな幸せを夢見る「ドロシー」の想いは、パンを通じて佐賀の皆さんに、つかの間の小さな幸せを味わっていただこうという「福田製パン」の想いと、相通じるものがあります。
ささやかだけど、いとおしい。古臭いけど懐かしい。そんなありふれているようで少なくなった、「街角のパン屋」の味を「なないろぱんや」は守り続けています。
どうぞ一度お試しください。
次回以降のエントリーでは、「自慢のパンたち」のご紹介をしたいと思います。お楽しみに。
